現在goodoffice新橋では、オープンイノベーションプログラムにご参画いただいている株式会社 竹中工務店とコクヨ株式会社と一緒に、『次世代オフィス検討プロジェクト』と題しワークショップやフィールドワークを行っています。vol.1の今回は、『vol.0 プロローグ』に引き続き、新橋の街中で1on1(面談)をするという内容で、ワークトリップをプチ体験したメンバーのレポートをお届けします。

  • テクスト:コクヨ株式会社 鈩 優介 / Yuusuke Tatara

プロジェクトのご紹介

『オフィスで働くことだけが本当に効率のいいことなのだろうか、街の中を使って働くことはできないか?』そんなメンバーの声から生まれたのが、『ワークトリップ』というプロジェクトです。

リゾート地や郊外で働く『ワーケーション』という言葉を聞いたことがある人も多いかと思いますが、このワークトリップは、逆転の発想で『都心で旅するように働くことができたら面白いのではないか、発想力が上がるのではないか』という仮説をもとにした実証実験です。

※『ワークトリップvol.0 プロローグ』では、ワークトリップが実現した世界をストーリーに乗せて紹介しています。(https://x.gd/mYoZX )


「雨の日、徒歩と愛宕神社での1on1」

5月末、雨。堀ビルにチェックインしてから竹中工務店のIさんと私は愛宕神社に向かった。新橋から徒歩圏内にあり、都会の喧騒から離れられる場所で会話をするのが目的だ。

とはいえ道中の時間も無駄にできない。早速、普段は上司と部下の間で1対1のカジュアルな対話をする「1on1」を歩きながら体験してみる。 「移動×働く」の小さな実験の開始だ。トークのテーマは「若手とのコミュニケーション」について。

傘を打つ雨音が、周囲の通行人や街のノイズをキャンセルしてくれるおかげで、お互いの会話だけに集中することができる。体を動かしているせいか自然と緊張感も和らぐ。思い切って外で散歩しながら上司と会話してみるのも良いかもしれない。(どしゃぶりの雨の日はボトムスの膝からしたがびしょ濡れになるのでお勧めしないが。)

堀ビルから歩くこと約20分で愛宕神社に到着した。私たちは、雨の日の視界の悪さとお互いの会話に集中しすぎたため「出世の石段」に気付かず、坂道からアクセスしてしまった。ただ、もし石段を登っていたら息切れで会話が続かなかったかもしれない 。

ここでは「非日常空間×働く」の小さな実験をしてみる。雨に濡れた境内や木々は趣があり、相談モードの二人を大らかに受け止めてくれる。また社務所の軒先のベンチは二人が対面にならず、池の方に視線を向けながら会話できるのが良く、どこか心に余裕もできた。

現在もマネジメント職を務めるIさんとの会話から「仕事の達成感の機会創出」「会話のハードルを下げる共通話題の重要性」「相手の価値観などペルソナの開示はある程度必要」といった若手との距離感について会話が弾んだ。気付けば25分が過ぎていた。

帰りは登ってくることのできなかった「出世の石段」を足元に気を付けながら下り、次の集合場所へ向かった。お互いに降格しないことを願いながら。

〈プチ実験により得られた働き方のTips(秘訣)〉

・歩きながらの会話は、オープン空間なのに周囲から隔離された疑似的な個室を形成してくれる。

・雨の影響もあったが、2人まで(もしくは3人まで)でないと歩きながらの会話は難しい。

・神社や木々が多くある公共空間は1on1に最適で、ベンチで横並びのように対面で座らないことがポイント。

・ベンチなどでの会話の記録は、片手で操作できるようスマホのメモ機能を活用すると良い。


参考)愛宕神社: https://www.atago-jinja.com/

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